「AWS」という言葉、IT系のニュースや会社の会議で耳にしたことはありませんか?
「なんとなくクラウドってことは知ってるけど、実際何ができるの?」
「難しそうで自分には関係ないと思っていた…」
そんな方のために、この記事ではAWSとは何かを専門用語をできるだけ使わず、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。AWSのメリット・デメリットから主要サービス、料金体系、始め方まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
📌 この記事でわかること
- AWSとは何か?初心者向けにわかりやすく解説
- AWSが選ばれる5つの理由(メリット)
- AWSでできること・活用事例
- 最初に覚えるべき主要サービス5選
- AWSの料金体系と無料枠について
- AWSの始め方・学習方法
目次
AWSとは?一言でいうと「インターネット上のレンタルコンピューター」
AWS(Amazon Web Services)とは、あのネット通販で有名なAmazonが提供している「クラウドコンピューティングサービス」です。
もっと簡単にいうと、「インターネット経由で、サーバーやストレージ、データベースなどのITインフラを借りられるサービス」のことです。
🖥️ オンプレミスとAWS(クラウド)の違い
❌ 従来型(オンプレミス)
- 高価なサーバー機器を購入
- 自社サーバールームに設置
- 専門エンジニアが24時間管理
- 故障時は自己責任で対応
- 初期費用:数百万〜数千万円
✅ AWS(クラウド)
- 機器の購入不要
- インターネット経由ですぐ利用
- インフラ管理はAWS側が担当
- 障害対応もAWS側でカバー
- 初期費用:0円(従量課金)
まるで「電気」や「水道」のように、使った分だけ料金を払う仕組みです。自前で発電所を持つ必要がないように、自前でサーバーを持つ必要がなくなるのがクラウドの大きなメリットです。
AWSは世界シェアNo.1のクラウドサービス
AWSは2006年にサービスを開始し、現在では世界シェアNo.1のクラウドサービスです。
📊 世界クラウド市場シェア(2025年)
約31%
約24%
約11%
※各種調査機関のデータを元に作成
Netflix、Airbnb、NASA、任天堂など、世界中の企業や組織がAWSを利用しています。日本でも多くの大企業・スタートアップがAWSを採用しており、ITインフラの「当たり前」になりつつあります。
AWSが選ばれる5つの理由(メリット)
なぜこれほど多くの企業がAWSを選ぶのでしょうか?その理由を5つに整理しました。
🚀 AWSが選ばれる5つの理由
1. 初期費用ゼロ、使った分だけ支払い(従量課金制)
サーバー機器を購入する必要がないため、初期投資がほぼかかりません。月額料金は使った分だけなので、小規模なスタートアップから大企業まで柔軟に対応できます。
また、AWSは2006年のサービス開始以降、130回以上の値下げを実施しています。使えば使うほどコストメリットが出やすい仕組みになっています。
2. 数分でサーバーが立ち上がる(俊敏性)
従来、サーバーを用意するには機器の発注から設置まで数週間〜数ヶ月かかることもありました。AWSなら数クリック、数分でサーバーを起動できます。
「すぐに試したい」「ビジネスチャンスを逃したくない」という場面で、この俊敏性は大きな武器になります。
3. 必要に応じて拡大・縮小できる(スケーラビリティ)
急にアクセスが増えたら自動でサーバーを増やし、落ち着いたら減らすことができます。この「スケーラビリティ」は、急成長するビジネスやアクセスの波があるサービスには不可欠です。
例えば、ECサイトでセール期間中だけサーバーを増強し、終わったら縮小する、といった柔軟な運用が可能です。
4. 世界中にデータセンターがある(グローバル展開)
AWSは世界30以上のリージョン(地域)にデータセンターを持っています。日本にも東京と大阪にリージョンがあるため、日本のユーザー向けサービスも低遅延で快適に運用できます。
海外展開する際も、現地のリージョンを選ぶだけで簡単にグローバル対応ができます。
5. 256種類以上の豊富なサービス
AWSは現在256種類以上のサービスを提供しています(2026年1月時点)。サーバーだけでなく、AI・機械学習、IoT、セキュリティ、データ分析など、あらゆるニーズに対応可能です。
「やりたいこと」があれば、ほぼ確実にそれを実現するサービスがAWSには用意されています。
AWSでできること・活用事例
「サーバーを借りられる」といわれても、具体的にピンとこないかもしれません。実際にAWSで何ができるのか、身近な活用事例を紹介します。
💡 AWSでできること一覧
🌐
Webサイト・アプリ運営
企業HP、ECサイト、スマホアプリのバックエンド
💾
データ保存・バックアップ
写真、動画、業務データを安全にクラウド保存
🏢
社内システムのクラウド化
ファイルサーバー、業務システムの移行
🤖
AI・機械学習の活用
画像認識、音声認識、データ分析
📞
コールセンター構築
PC1台で即座にコールセンターを開設
🖥️
仮想デスクトップ(VDI)
テレワーク環境の整備、シンクライアント
このように、AWSはさまざまなビジネスシーンで活用されています。特にテレワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)の文脈で、クラウド移行の需要は年々高まっています。
初心者が最初に覚えるべきAWS主要サービス5選
AWSには256以上のサービスがありますが、まずは以下の5つを押さえておけば基本は十分です。
🔧 AWS主要サービス5選
① Amazon EC2(イーシーツー)
「仮想サーバー」を作れる最も基本的なサービス。WindowsやLinuxなど好きなOSのサーバーを数分で起動できます。
② Amazon S3(エススリー)
「オブジェクトストレージ」サービス。画像、動画、バックアップデータなどを安全かつ低コストで保存。耐久性は99.999999999%(イレブンナイン)。
③ Amazon RDS(アールディーエス)
データベースを簡単に使えるサービス。MySQL、PostgreSQLなど主要DBに対応し、バックアップやアップデートをAWSが自動管理。
④ AWS Lambda(ラムダ)
「サーバーレス」の代表サービス。サーバー管理不要でプログラムを実行。イベント発生時のみ動くためコスト効率も抜群。
⑤ Amazon VPC(ブイピーシー)
AWS上に自分専用の仮想ネットワークを構築。セキュリティを確保しながら各サービスを接続するための土台となるサービス。
これらのサービスを組み合わせることで、Webサービスの構築から社内システムのクラウド移行まで、多くのユースケースに対応できます。
AWSの料金体系と無料枠について
AWSは「従量課金制」です。使った分だけお金がかかる仕組みで、電気代のようなイメージです。
💵 AWSの料金体系
🆓
初期費用
0円
📊
料金計算
使った分だけ
(従量課金)
💱
通貨
米ドル建て
(日本円換算で請求)
AWSの無料利用枠
AWSには「無料利用枠」があり、学習目的で触ってみたい方にはうれしい制度です。
🎁 無料利用枠の種類
- 12ヶ月無料枠:アカウント作成から1年間有効(EC2 750時間/月など)
- 無料トライアル:特定サービスを初回利用時に一定期間無料
- 無期限無料枠:Lambda月100万リクエストなど、常に無料で使える範囲
注意点:為替レートの影響
料金は米ドルベースで計算され、月末に日本円に換算されて請求されます。為替レートによって多少変動する点は注意が必要です。予算を立てる際は、ある程度のバッファーを設けておくことをおすすめします。
AWSのデメリット・注意点
AWSは非常に優れたサービスですが、いくつかのデメリット・注意点もあります。導入前に確認しておきましょう。
⚠️ AWSのデメリット・注意点
- 従量課金のため費用が読みにくい:使いすぎると予想外の請求になることも
- 為替レートの影響を受ける:円安時は料金が上がる
- サービスが多すぎて迷う:256種類以上あり、最適な選択が難しいことも
- 専門知識が必要な場面も:セキュリティ設定などは慎重に行う必要あり
- アカウント作成にクレジットカードが必要:法人の場合は手続きが必要なことも
これらのデメリットは、事前の学習やAWSパートナー企業への相談で軽減できます。特に初めて導入する場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
AWSの始め方・学習方法
AWSを使い始めるのは意外と簡単です。以下のステップで始められます。
🚀 AWSを始める3ステップ
AWSアカウントを作成
メールアドレスとクレジットカードで登録
マネジメントコンソールにログイン
Web画面から各種サービスを操作
無料枠でサービスを試す
EC2やS3など基本サービスをハンズオン
おすすめの学習リソース
AWSを学ぶための公式リソースが充実しています。
- AWS公式トレーニング:無料のデジタルトレーニングが豊富
- AWS初心者向け資料:日本語の入門ドキュメントが充実
- AWS認定資格:体系的に学びたい方は資格取得を目指すのもおすすめ
- ハンズオンチュートリアル:実際に手を動かして学べる教材
まとめ:AWSは現代ビジネスの必須インフラ
この記事では、AWSとは何かを初心者の方にもわかりやすく解説しました。
📝 この記事のまとめ
- AWSはAmazonが提供する世界シェアNo.1のクラウドサービス
- サーバーやストレージをインターネット経由で「借りる」ことができる
- 初期費用ゼロ、従量課金制で始めやすい
- 256種類以上のサービスであらゆるニーズに対応
- まずはEC2、S3、RDS、Lambda、VPCの5つを押さえよう
- 無料枠を活用して実際に触ってみるのがおすすめ
ITインフラの「当たり前」になりつつあるAWS。DXやテレワークが進む現代において、AWSの基礎知識を持っておくことは、IT担当者だけでなくビジネスパーソン全般にとって重要です。
ぜひこの機会に、AWSの世界に一歩踏み出してみてください。
※この記事は2026年1月時点の情報をもとに作成しています。AWSのサービス内容や料金は変更される可能性がありますので、最新情報はAWS公式サイトでご確認ください。
