目次
まだ「曲数」で選んでいませんか?
2026年、それは情弱の証明です。
「どのサービスも1億曲以上あるから同じでしょ?」
その認識は、3年は遅れています。
2026年の音楽サブスクは、Bluetooth新コーデックの普及で「ワイヤレスでもハイレゾ級」が当たり前になりました。ロスレス(CD音質)は標準装備です。今、勝負を分けるのは「その音源を活かすエコシステム」と「AIがどれだけあなたの好みを理解しているか」なのです。
スマホに10万円、ワイヤレスイヤホンに3万円、有線イヤホンに5万円。
……それなのに、音源アプリは「なんとなく」で選んでいませんか?
それは宝の持ち腐れです。
この記事では、表面的な機能比較ではなく、「生活スタイル」と「聴覚体験」の観点から、4大サブスクを徹底解剖します。読み終わる頃には、あなたの「不可逆な選択」が決まっているはずです。
スペック比較表【2026年1月最新】
※横スクロールで全項目を確認できます
| 項目 | Spotify | Apple Music | Amazon Music | YouTube Music |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 (個人) |
980円 (Premium) |
1,080円 (Voice 480円〜) |
1,080円 (Prime会員880円) |
1,080円 (広告なしYouTube付) |
| 最大音質 | 320kbps (Ogg Vorbis) |
192kHz/24bit (ハイレゾロスレス) |
192kHz/24bit (Ultra HD) |
256kbps (AAC) |
| 空間オーディオ | △ 一部対応 |
◎ Dolby Atmos ヘッドトラッキング対応 |
○ 360 Reality Audio 対応機器限定 |
× 非対応 |
| 独自の キラー機能 |
Spotify Connect +Jam機能 |
Apple Music Sing +Classical |
排他モード DACダイレクト出力 |
クラウドロッカー +Samplesタブ |
| 相性の良い 機材 |
スマートスピーカー PS5・車載・Alexa |
AirPods Pro/Max HomePod・Apple TV |
USB-DAC ポタアン・据置機 |
スマホ完結派 動画も観る人 |
| 致命的な 弱点 |
ロスレス非対応 (2026年も…) |
非Apple機器で 機能制限あり |
UIが地獄 (整理不可能) |
音質の壁 (256kbps上限) |
マニアック本音レビュー|カタログには載らない真実
Spotify ─ 音質より「体験」で勝負する覇者
正直に言います。音質だけで評価したら、Spotifyは4社で最下位です。2026年になってもロスレス対応の「Hi-Fi」プランは日本では遅延中。Ogg Vorbis 320kbpsという「2010年代のスペック」で戦っています。
しかし、それでも解約できない人が世界で6億人います。なぜでしょうか?
「Spotify Connect」という魔法があるからです。
スマホで聴いていた曲を、PC、PS5、Alexa、車載オーディオに「遅延ゼロ」でシームレスに切り替えられます。AirPlayやChromecastには0.5秒のラグがあります。Spotify Connectにはありません。家に帰ってスマホをポケットに入れたまま、スピーカーに再生を移す。その「魔法のような体験」が、一度味わうと手放せなくなるのです。
さらに「Jam」機能も強力です。ドライブ中に同乗者のスマホから、あなたの再生キューに曲を放り込めます。「次これ聴きたい!」がスマホ操作なしで実現します。パーティーやドライブの「空気を作る」最強ツールです。
【結論】
「音質より利便性」「複数デバイスを横断して使う」人には、2026年もSpotify一択です。ただし、3万円以上のイヤホンを持っている人は、音源の「天井」に気づいて絶望する日が来ます。
Apple Music ─ 「音楽を聴く」から「音楽を浴びる」へ
「ロスレス対応」と言っている時点で、もう古いです。
Apple Musicの真価は「Apple Digital Masters」にあります。これは単なるハイレゾではありません。マスタリングの段階からApple向けに最適化された音源です。ダイナミックレンジ(音の抑揚)が他社の「ただハイレゾ化しただけ」の音源とは次元が違います。同じ曲でも、Apple Digital Masters版は音圧の「詰まり感」がなく、静かな部分と激しい部分のコントラストが美しいのです。
クラシックを聴くなら「Apple Music Classical」が神です。追加料金なしで使える専用アプリで、指揮者、楽団、作曲家、録音年といったメタデータの整理が完璧です。「カラヤンのベートーヴェン第9」を一発で出せます。Amazon Musicでこれをやろうとすると、10分は検索と格闘することになります。
そして「Apple Music Sing」。ボーカルの音量だけをスライダーで下げられる機能ですが、これはただのイコライザー処理ではありません。AIがボーカルトラックを分離する精度が異常に高く、完全にカラオケになります。歌詞もリアルタイムで流れるので、家でひとりカラオケができます。
【結論】
iPhoneユーザーで、AirPods Pro/Maxを持っているなら、Apple Music以外を選ぶ理由がありません。空間オーディオのヘッドトラッキング(頭を動かすと音像が固定される)は、Apple製品でしかフル体験できません。逆に、Androidユーザーには「半分しか機能が使えないサービス」になります。
Amazon Music Unlimited ─ 音質コスパ最強、だがUIは地獄
据え置きオーディオ機器を持っている人間にとって、Amazon Musicは「最も安く、最も良い音」が出るサービスです。
その理由は「排他モード」の存在です。Windowsで音楽を聴くとき、通常は「OSのミキサー」を経由します。つまり、システム音やブラウザの音と同じパイプを通ります。この過程で音質は確実に劣化します。
Amazon Musicの排他モードは、OSのミキサーをバイパスして、DACに直接データを送ります。理論上、音質劣化ゼロです。192kHz/24bitの音源を、そのままUSB-DACに流し込めます。ガチのオーディオ勢が「安くいい音」を求めるなら、これしかありません。
さらに、ハイレゾ音源のカタログ数は業界最多級です。マイナーなジャズやクラシックの録音まで、Ultra HD対応が充実しています。
しかし、UIが絶望的にひどいです。読み込みの「コンマ数秒のラグ」は2026年になっても改善されていません。ライブラリに「同じアルバムの通常盤とデラックス盤が重複して表示される」仕様は、整理整頓が好きな人間を発狂させます。検索エンジンのAmazonなのに、曲の検索精度はSpotifyの足元にも及びません。
【結論】
USB-DACやポータブルアンプを持っていて、「UIの不便さ」を音質で補えると思える人だけが選ぶべきです。スマホでサクサク使いたい人は、絶対に後悔します。Prime会員なら880円で使えるコスパも見逃せません。
YouTube Music Premium ─ 「サブスク未解禁曲」問題の唯一解
音質で評価したら、YouTube Musicは4社で「最も選んではいけない」サービスです。
最大音質が256kbps (AAC)。CD音質(1,411kbps)の約5分の1です。どんなに高級なイヤホンを使っても、他社のロスレス音源には物理的に勝てない「音の壁」があります。空間オーディオも非対応です。2026年の水準で言えば、「音楽を聴くためのサービス」としては落第です。
しかし、YouTube Musicには「唯一無二の機能」があります。
「アップロード(クラウドロッカー)機能」です。
サブスク未解禁の曲。ハロプロの旧譜、ジャニーズの一部、マイナーなサントラ、廃盤CDの音源。これらを自分のクラウドにアップロードして、配信曲と混ぜてプレイリストを作れます。Apple Musicにも同様の機能はありますが、YouTube Musicの方が管理が圧倒的に楽です。
さらに「Samples」タブも強力です。TikTokのようにサビだけを次々聴いて新しい曲を探すUIは、タイパ重視の現代に刺さりまくっています。そして当然、広告なしでYouTubeも観られます。MVを観る頻度が高い人には、実質的に「動画サブスク+音楽サブスク」のセット料金になります。
【結論】
「サブスク未解禁曲が多いジャンル」を聴く人、「YouTubeで音楽を聴くことが多い」人には、消去法でYouTube Music一択です。ただし、音質に少しでもこだわるなら、選んではいけません。
【最終回答】リスニングスタイル別・あなたが選ぶべきサービス
もう迷う必要はありません。あなたの生活スタイルに合わせて、断定します。
複数デバイスを横断して使う / 友人とシェアしたい
家ではAlexa、外ではイヤホン、車ではカーナビ。デバイスを跨いで「続き」を聴きたい方。ドライブやパーティーで友人と一緒に選曲したい方。
Spotify 一択
理由:Spotify Connectの「遅延ゼロ切り替え」とJam機能は、他社に真似できない独自優位性です。
Apple製品で統一 / クラシック好き / 家で歌いたい
iPhone + AirPods Pro/Max + HomePod の黄金トライアングル。クラシック音楽を「指揮者」「楽団」で検索したい方。家でひとりカラオケがしたい方。
Apple Music 一択
理由:空間オーディオ+ヘッドトラッキング、Classical、Singのフル体験はApple製品だけです。
USB-DAC / ポタアン所持 / 音質最優先
据え置きDACやポータブルアンプに5万円以上投資している方。「排他モード」の意味が分かる方。UIの不便さよりも、1dBでも良い音を求める方。
Amazon Music 一択
理由:排他モード+192kHz/24bit+Prime会員割引の「音質コスパ」は業界最強です。
サブスク未解禁曲が多い / MV派 / タイパ重視
ハロプロ、特撮サントラ、廃盤CDなど「サブスクにない曲」を聴きたい方。音楽はMVで観ることが多い方。新しい曲はサビだけ聴いて判断したい方。
YouTube Music 一択
理由:クラウドロッカー機能は唯一無二です。広告なしYouTube込みで実質コスパ最強です。
今すぐ試す|各サービス公式サイト
すべてのサービスに無料体験期間があります。まずは試して、自分の耳で判断してください。
【注意事項】
・本記事の情報は2026年1月27日時点のものです。料金・サービス内容は予告なく変更される場合があります。
・最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
・音質の評価は筆者の主観を含みます。可能な限り同一環境でのブラインドテストを推奨します。
